NOTE 2018-2

軸索輸送 2018/7/5

 細胞には家の柱と同じように形を維持するためのものがあります。 フィラメントという微細な線維です。主なものはアクチンが集まったマイクロフィラメントと チューブリンが集まった微小管(マイクロチューブ)です。

 神経線維(末梢神経)は電気信号を伝えるのが主な役割ですが、細胞体(中枢神経)で生成したタンパク質などの様々な物質を遠くのシナプスや神経線維の先端に運ぶという役割もあります。 これを軸索輸送と言います。

 微小管はその神経線維の軸索輸送のレールの役割もしています。 ここに認知症と関係が深いとされる異常なタウ蛋白が凝集すると軸索輸送が行えず神経細胞が死んでしまい、 アルツハイマー型認知症や前頭側頭型認知症を起こすのではないかと言われています。

 微小管の健康に良いと思われるのはオタフクのらっきょう酢とディルというハーブを使ったピクルスです。 ディルが手に入らない場合はオタフクのピクルスの酢でも代用できます。

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脳の健康 2018/7/12

 

 人間が利用できるアミノ酸はL体のアミノ酸で異性体であるD体のアミノ酸は使えません。 そのため、体の中にD-アミノ酸が蓄積すると体は老化して白内障、睡眠障害、肥満などが起きます。 しかし、それよりも気にしなければいけないのは脳の機能障害です。 統合失調症、双極性障害、うつ病、人格障害、記憶力の低下、筋萎縮性側索硬化症などにも関与しているのではないかと感じています。

 統合失調症の原因はいまだ明らかにはなっていませんが「グルタミン酸仮説」というのがあります。 この仮説のきっかけは統合失調症患者さんの髄液ではグルタミン酸濃度が低下しているということでした。 その後、グルタミン酸受容体の1つであるNMDA型受容体を遮断する薬を使うと統合失調症に類似の症状が出現することから NMDA型受容体の障害が原因かもしれないと考えられるようになりました。
 また、統合失調症の罹患率は地域・時代に関係なく約100人に1人であること、 一卵性双生児では片方が罹患した場合もう片方が罹患する確率は50%ということで遺伝子が関与していることが推測されます。

 中枢神経系の患者さんには体質に合わない食材や料理の気滞が脳にできるようです。 今まで見つけたものを挙げると、ピーマン、魚のぬか漬け、ごま油の炒め物、魚+すだち、豆乳、柿、アスパルテーム、大根のぬか漬け、焼きとうもろこし、コーン油、大豆油などです。 その他の食材の組み合わせでも発生します。どれが合わないかは遺伝子で決まってしまうのだと思います。

 また、豚骨・鶏骨スープのラーメンや、バター(雪印以外)をよく食べる人、 ウエルシュ菌、大腸菌、ブドウ球菌などの悪玉菌が多い人は体質と関係なくD-アミノ酸に関係する気滞が脳にできます。 つまり誰もが精神疾患を患う危険性があるのだと思います。

 体のD-アミノ酸を減らすにはトマトハヤシライスやトマトすき焼きでしたが、 脳のD-アミノ酸を減らして病気の予防の助けになるのはカレー肉じゃがです。 ピーマン、ごま油の炒め物、魚+すだちが体質的に合わない人は<牛肉+じゃがいも+醤油+カレー粉>です。 それ以外の食べ物が体質的に合わない人は<鶏肉+じゃがいも+醤油+カレー粉>です。
 普段作っている肉じゃがに最後カレー粉を足すだけです。この場合、人参を入れても大丈夫です。

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トンカツの食べ方その1 7/19

 老人になると通常の経脈は消えてしまっています。 しかし、まだ50代というのに消えている人もいます。 こういう人は脳や体に蓄積しているD-アミノ酸が他の人より多いような気がします。

 経脈は臓器の気を脳に運ぶ役割もあるので経絡が消えてしまうと耳が遠くなったり頭の回転が悪くなったりしてしまいます。

 経脈を元気にするにはやはり起点である中脘に気を送らないといけません。 そのためには腹腔神経叢(太陽神経叢)を健康にしておく必要があります。

 腹腔神経叢を健康にする料理はトンカツです。 しかし、普通のトンカツでは厚みがあるためミルフィーユトンカツにしないと体に毒になります。 でも自分でミルフィーユトンカツを作るのはとても面倒です。 そこで惣菜で売られているトンカツをできるだけ安全に食べる方法を考えました。 そのひとつはスクランブルエッグとトマトを一緒に食べることです。 スクランブルエッグにはバターとコショウを使って下さい。

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とうもろこしの食べ方 2018/7/26

 

 トウモロコシは揚げる・炒める・焼くという調理で食べると膵臓に気滞ができるので茹でたりスープにしたりして食べる必要があります。 トウモロコシ粉で作ったトルティーヤやコーンフレークも細胞を老化させるので食べない方が良いのです。

 しかし、トウモロコシはマヤ文明の頃から栽培がされていたので本来はもっと体に良い食べ方があったのではないかと思うのです。

 トウモロコシの粒の外側は外皮、中の黄色部分を胚乳、白い部分を胚芽と言います。
 外皮を粉にしたものがコーンブラン、胚乳を粉にしたものは粗い順にコーングリッツ、コーンミール、コーンフラワー、 胚乳から油を抽出したのがコーン油です。 また、粒や芯から澱粉だけを取り出したのがコーンスターチで、そこから更に加工でん粉、コーンシロップ、異性化糖などが作られます。

 この中で体に良いのはコーンミールだけです。コーンフラワーとコーンスターチは毒です。 コーンフラワーはコーンミールをより細かくしただけの物ですが、その過程で熱などにより糖類の変性が起きているのかもしれません。

 メキシコの料理にはタマル(複数形はタマレス)と呼ばれるトウモロコシ粉とラードを混ぜてバナナの葉に包んで蒸したものがあります。 これはトルティーヤやコーンブレッドと違って毒じゃないんです。
 そこで、生のトウモロコシをラードで炒めてみたのですが正解でした。今年の夏からトウモロコシも炒めて食べています。 また、バターで炒めるとダメですがバター醤油になると大丈夫でした。

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トリメチルアミン 2018/8/2

 牛肉に多いL-カルニチンレシチンに含まれるコリンは健康に役立つ成分ですが どちらも腸内細菌によってトリメチルアミンという毒に作り変えられてしまいます。

 腸から吸収されたトリメチルアミン(TMA)は肝臓のFMO酵素により 動脈硬化の原因となるトリメチルアミン-N-オキシド(TMAO)になります。 しかし、FMO酵素を減らすとトリメチルアミンが増加し魚臭症候群(トリメチルアミン尿症)という困った事が起きます。 要するに体内に入って来るトリメチルアミンの量を減らすしかないのです。

 まずはカルニチン、コリン、レシチンを含む食材を摂り過ぎないようにすることです。 D-カルニチンが多いと思われるジンギスカン・串カツ・筍の天ぷら、大豆レシチンを多く含むおから料理などは注意してください。 市販の肉まんは成分の組み合わせによりすでにトリメチルアミンが出来てしまっている感じです。

 もうひとつの対策はトリメチルアミンを作る悪玉菌を増やさないことです。お勧めは水ようかんです。

 輪島市や福井県では冬に水ようかんを食べる習慣があります。 小豆の美味しい時期に各家庭で砂糖・小豆・寒天というシンプルな材料で作ることができて、 夏だと日持ちしませんが冬に作ると日持ちもして丁度良かったというのが理由のようです。

 健康のためには夏に食べても冬に食べてもどちらでも構わないので、沢山出回っている今の季節のうちに是非どうぞ。

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茄子のいしる漬け 2018/8/9

 旧盆の季節となりました。この時期、邪気(霊)にやられない脳にするための食べ物のとしてとうもろこしご飯がありましたが、 他に同じような働きがある料理があります。

 ひとつはなすそうめん、もうひとつはいしるを使った茄子の漬物です。 いしるは塩分が多いので量に注意してください。

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カブの茎ふりかけ 2018/8/16

 GSK-3β(グリコーゲン合成酵素キナーゼ3β)はタウ蛋白を凝集させアルツハイマー病の発症と関係していると言われています。 また、腫瘍や糖尿病にも関与しているということでGSK-3β阻害剤という薬の開発がすすめられていますが商品化はしていないようです。

 坐骨神経痛の患者さんに神経修復を促すものとして勧めているのはカブの茎を乾煎りしたものです。 油も調味料も使わないで作ります。

 これはGSK-3βを抑制してくれるのではないかと推測しています。

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脳の老廃物 2018/8/23

 脳内で発生した老廃物は主に睡眠中に脳脊髄液に取り込まれて排出されていきます。

 脳脊髄液はまず脳のグリア細胞に囲まれたすきまに入り、その後、静脈周囲腔、頸部リンパ節を経て静脈に合流します。 そして肝臓や腎臓で処理され排泄されます。

 とにかく脳の老廃物を頸部リンパ節まで送ることが脳の健康には重要のようです。
 脳の老廃物を円滑に排出させるためのお勧めは豚肉の炒め物です。 豚肉は小麦粉を薄く付けて炒めて、醤油・砂糖などで味付けです。 生姜は豚肉と相性が悪いので逆に頭は悪くなります。

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三つ葉入り茶碗蒸し 2018/8/30

 外食で焼肉やステーキを食べた後に下痢をしてしまう人がいます。

 高級和牛や熟成肉で下痢をするタイプはオレイン酸と筋線維が分解されてできるアミノ酸の組み合わせに弱い体質なのかなと思います。

 安価な焼肉で下痢をするタイプは軽い食中毒です。大腸菌が原因のことが多いと思います。

 もうひとつ見落とされやすいのは焼肉のたれやステーキのソースです。 肉はよく焼いたとしてもその後で付けるので感染することがあります。焼肉のたれやステーキソースに繁殖しやすいカビがいるのかもしれません。

 家庭で焼肉をする場合はエバラや叙々苑のたれが安全だと思います。 外食の焼肉の後でお中の調子が悪くなり、たれが原因かもしれないと思われた場合は三つ葉入り茶碗蒸しを食べるのをお勧めします。

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トンカツの食べ方その2 2018/9/6

 台風がやって来て、季節は秋になりました。
 秋は風邪やインフルエンザなどの呼吸器感染との戦いです。 菌やウイルスを退治する力はありませんが、呼吸器の基礎免疫を高めるには干し椎茸だしと他の料理の組み合わせが良いと思います。

 一番のお勧めはトンカツに干し椎茸だしの味噌汁やお吸い物です。椎茸茶でも構いませんが塩分が多いので気を付けてください。 その他、干し椎茸だしと組み合わせると良いのは、焼きめしやカレーです。

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マグネシウム 2018/9/13

 

 先日、あるテレビ番組で洗剤を使わずマグネシウムだけで洗濯ができるという商品を紹介していました。

 それはマグネシウムでできたビーズを水に入れると化学反応を起こして水がアルカリ性になり界面活性剤と同じように油汚れを落とすことができ、 除菌効果が高く洗濯槽の黒い汚れも減り、消臭効果で枕カバーの加齢臭も消えてなくなるという物でした。

 良いことばかりのようですが、洗濯された衣類は私が見ると決して良い反応ではないのです。 普通の洗剤で洗濯した物の方がましな感じです。

 また、洗濯排水にはマグネシウムの他に窒素、リン、カリウムが含まれていて野菜の肥料に使うという事業も進められていました。 無農薬で美味しい野菜が育つだけでなく、野菜に害虫が付きにくいというのです。

 これも洗濯物と同じように、普通の化学肥料を使った野菜よりも良くない反応です。

 一見とても素晴らしい発明のように思われますが、殺虫剤や海洋深層水と同じように腎気(先天の気)を減らしてしまうのではないかと思います。

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鉄 2018/9/20

 赤血球は120日ぐらいで壊されて鉄は新しい赤血球にリサイクル利用されます。 しかし、体外に失われていく鉄もあり、毎日少しずつ摂取する必要があります。

 食事に含まれる鉄には有機鉄と無機鉄があります。 有機鉄は有機酸と鉄イオンが結合したもので、動植物や細菌が由来のものです。 無機鉄は無機酸と鉄イオンが結合したもので、水や鉄製調理器具由来のものです。 無機鉄は吸収が悪くほとんど便として排泄されます。

 更に有機鉄には動物由来のヘム鉄と植物由来の非ヘム鉄があります。 ヘム鉄は吸収が良く、また小腸のヘム鉄分解酵素により吸収調整がなされるため過剰摂取にもなりにくいと言われています。
 女性は月経や妊娠の関係で鉄が不足しやすいのですが、 ダイエットなどで野菜中心の食事をしていると更に鉄が不足してしまいます。

 医師が処方する鉄剤や多くの鉄サプリは非ヘム鉄ですが、 有機酸の部分が胃液の塩酸と交換されて一部は無機鉄になります。 無機鉄は活性酸素を発生させ胃潰瘍などを起こすことがあります。 妊娠初期は葉酸を補う必要がありますが、鉄入りの葉酸サプリが多く、つわりを悪化させる原因にもなっているようです。

 ヘム鉄は体内では赤血球の酸素運搬のためのヘモグロビン、ミトコンドリアでエネルギー生成のためのシトクロム、 肝臓の貯蔵鉄としてのフェリチン、筋肉の酸素貯蔵としてのミオグロビンという形で存在します。

 妊娠中長期に鉄剤・鉄サプリを内服していた人は肝臓や肩などの筋肉に鉄に関係する気滞があります。 また、医学的にも鉄などの金属の蓄積は認知症や肝炎などとの関連が指摘されています。

 鉄剤や鉄サプリを飲んでいた方におすすめは味噌ラーメンです。 <中華麺+味噌>の組み合わせが鉄で傷んだ肝臓の回復を助けてくれると思います。

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衣替え 2018/9/27

 

 寒くなり長袖の服に替える時期になりました。
 食事ほどではありませんが衣類も気の流れを良くしたり悪くしたりということがあります。

 生地には織物と編物があります。 織物は縦糸と横糸を交差させて作られているもので、織方には平織、綾織、繻子織などがあります。

 編物はループ状の横糸だけで作られていて生地はメリヤス、ジャージ、ニットと呼ばれています。 フリースやカットソーも編物になります。

 織物と編物の生地を比べると編物の方が気が流れやすくなります。 また、素材で言うと綿、シルク、ウールなどの天然素材よりもポリエステルの方が邪気を祓う力があります。

 邪気なんて信じないと言われるかもしれませんが、鰯の頭も信心からと言います。 今年、新しく衣類を買う方は是非ポリエステルのフリースやカットソーをどうぞ。

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テラヘルツ波 2018/10/4

 テラヘルツ波というのは電磁波の一種で、周波数はマイクロ波(電子レンジ)と赤外線の中間だそうです。 今まではあまり利用されてこなかったのですが、電波のような透過性と光のような直進性を持つことから今後は様々な分野への応用が期待されています。
 例えば、医薬品や食品を破壊せずに不純物や異物の発見ができたり、建物や橋などの検査に利用可能だそうです。

 テラヘルツ波は植物や動物からも放出されており、 原子を構成する電子、陽子、中性子などの振動によるものだと言われています。

 このテラヘルツ波は電波と光の中間ということで、東洋医学的に言えば「オーラ」ということになるのかなと思います。
 電子の振動が異常になれば邪気になり、邪気はそのうち組織や臓器の気滞となり、さらに進めば病気となります。 人間のテラヘルツ波の異常を検査する器械が発明されれば西洋医学も東洋医学のように「未病を治す」ということが可能な時代になるかもしれません。

 良いテラヘルツ波を受けることによって体内の波動が調整され健康になれるとしてテラヘルツ鉱石などが販売されていますが、 どれも効果があるようには感じられません。 確かに、邪気を減らして正気(せいき)を増やす道具が発明されれば素晴らしいことですが、今のところそれは難しいようです。

 イングリッシュマフィンと牛肉の組み合わせは脳の邪気を少し減らしてくれます。 イングリッシュマフィンはコーンミールを使ってあるのが良いみたいです。

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ガレート型カテキン 2018/10/11

 カテキンとは以前タンニンと呼ばれていた茶葉由来のフラボノイドです。 遊離型である、カテキン、エピカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキンの4種類と これらにガレート基が付いたガレート型が4種類の計8種類です。

 米ペンシルベニア州立大学の研究チームは緑茶に含まれるエピガロカテキンガレートに口腔癌の癌細胞を死滅させ、 正常細胞の防御機能を活性化する作用があることを発見しました。
 研究者によると、二つの細胞に対する反応の違いには、エピガロカテキンガレートがミトコンドリアに特異的に存在する エネルギー代謝を制御する酵素、サーチュイン3を癌細胞内では「オフ」にして正常細胞内では「オン」にしている可能性があるということです。

 カテキンの中でも抗酸化作用が一番高いのがエピガロカテキンガレートで、 高濃度茶カテキンと呼ばれる飲料やサプリメントでは多く含まれています。 カナダをはじめとする外国では高濃度茶カテキンのサプリメントで肝機能障害の報告があったと言われています。 また、緑茶をよく飲む人を診ると肝臓だけではなく同じ気滞が脂肪組織にもあります。

 ガレート型カテキンの方がダイエットには良いと言われていますが、 癌細胞には「オフ」正常細胞内では「オン」というように本当に良いことばかりなのでしょうか。 逆に皮下脂肪を燃焼させにくくしているということはないでしょうか。

 毎日緑茶を飲んでいる人は<コロッケ+クリームチーズ>でエピガロカテキンガレートの副作用を減らしましょう。 クリームチーズを使ったソースでもOKです。

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フッ素 2018/10/18

 フッ素は原子番号9の元素です。 反応性が強いので単一の元素で存在することはなく、カルシウムやアルミニウムなどと結合したフッ化物(フッ化物イオン)として存在します。

 フッ素は猛毒ですが体内に吸収されなければ利用価値の高い物質です。 虫歯予防を目的に歯磨き粉や外国の水道水に添加されているのは主にフッ化ナトリウムです。 フライパンなどのフッ素加工に使われるフッ素樹脂はイオンの状態ではないのでフッ素化合物と呼ばれます。 どちらも健康上の問題はないと思います。

 電気ポットの内側にできる白い水垢はカルシウムです。塩素ではありません。 水を沸かした場合、塩素は揮発しますがフッ素は濃縮されていきます。 電気ポットで3時間以上高温で保温したお湯にはフッ化カルシウムが含まれているはずです。

 フッ化カルシウムそのものが毒ということはないと思うのですが、 腸内のアンモニアイオンと反応しフッ化アンモニウムになると吸収され易くなってとても危険なのではないかと思います。

 フッ素は電子を引き込む力(電気陰性度)が強く遺伝子の水素結合を崩して傷つけます。 電気ポットのお湯を頻繁に永く飲んでいる人は中枢神経に気滞があります。蕁麻疹体質になっている人もいます。

 ひとり暮らしならその都度ヤカンでお湯を沸かしたり魔法瓶に移し替えれば良いのですが、人数が多いと電気ポットを使う場合もあると思います。 その際は手入れがしやすいフッ素加工で容量の小さい方がより安全だと思います。

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柿 2018/10/25

 植物は虫に食べられないように苦みのあるタンニンなどのフラボノイドを産生しています。 このようなフラボノイドのなかにはタンパク質変性作用と関係しているものがあると言われています。
 柿にもギブオールというカキタンニンがあります。 柿を食べ過ぎると便秘になるのはこのタンニンが腸のタンパク質を変性させてしまうからと言われています。
 また、柿はビタミンCが多いと言われていますがその多くは酸化しているので逆に美容に悪いのです。

 しかし、柿には男性ホルモンの働きを抑え女性ホルモンを優位にする作用もあるので女性は秋に一度は食べておくべきだと思います。 これは柿のギブオールのタンパク質変性作用がL-カルニチンの男性ホルモンに対する作用を妨げたのではないかと思っています。
 なので食べ過ぎると男性は性欲減退、女性も逆に妊娠しずらくなったり逆子になる場合もあるので1日1個までにしておくのが良いでしょう。

 実は虫の方も毒に対する対策が色々あって、イモムシも毒を中和するためにグリシンというアミノ酸を消化液に混ぜて対処しているらしいのです。 同じように柿は冷凍してもタンニンを減らすことができます。 また、オリーブオイル+酢のドレッシングで柿の酸化ビタミンCが還元されやすくなります。 なので柿を沢山食べる方は冷凍柿のサラダを試してみても良いかもしれません。

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チャンネル 2018/11/1

 

 チャンネルchannelというのは通信路、伝送路という意味です。 テレビ番組を受信するのもチャンネルですし、スピリチュアルな異次元の世界と交信する人もチャンネルです。

 体の中にもチャンネルがあります。 細胞膜は脂質二重層でできており水やイオンは通しにくくなっています。 そこで細胞膜にはイオンを通すイオンチャンネル、水を通す水チャンネル(アクアポリン)というタンパク質でできた通路があります。

 この水チャンネルが異常を起こすと様々な病気を引き起こすことが分かってきています。
 白内障はアクアポリン0、老人性乾燥肌にはアクアポリン3、ドライアイ・ドライマウスはアクアポリン5、 アルツハイマー病・脳浮腫はアクアポリン1と4が関係しているのではないかと言われています。

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魚と植物 2018/11/8

 今年、養殖ヒラメから禁止薬物の抗菌剤が検出されたため回収命令が出されたというニュースがありました。 今回は明らかな禁止薬物のため回収になりましたが、基本、養殖のヒラメは食べないようにしています。

 天然のヒラメではクドアという寄生虫の胞子が関係する食中毒がありますが、これは冷凍や加熱で防ぐことができます。 ヒラメを食べて体調が悪くなる人のほとんどは養殖ものです。この場合、煮たり焼いたりしても防ぐことはできません。

 昔は養殖のヒラメでも安全だったと思うのですが、餌が生の物からドライペレットと呼ばれるものに変わってから悪くなったように思います。 これには大豆油粕やコーングルテンが魚粉の代替タンパク質として利用されているようです。
 抗菌剤と大豆油粕の組み合わせによってできた毒が人間の細胞膜を傷つけてしまうのではないかと推測しています。

 同じ養殖でもブリ、マダイ、フグなどは今のところ大丈夫ですが養殖のクエはヒラメほどではありませんが良くありません。 また、柑橘類を餌に混ぜた「フルーツ魚」や普通の刺身や焼き魚にすだちを組み合わせるのも毒です。 頭痛の原因になります。

 藻を食べる魚は別として、それ以外の魚は植物を処理するようにはできていないのですから 大豆や柚子などを与えるのは毒を無理やり飲ませているようなものです。

 海洋汚染や国際的乱獲で天然魚を食べる機会が減っているのに養殖も安全ではなくなると益々魚を食べる機会が減ってしまいます。

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ファーストフード 2018/11/15

 

 紅葉がきれいになり行楽のシーズンです。 でも、旅行後に体調を崩す人も少なくありません。 疲労だけではなく食べ物もその原因の1つになっています。

 外食はどのような食材や調味料を使用しているのか分からないので危険な上に、 旅行に行くとその土地ならではの食べたことのない料理も食べてみたくなります。 多くの人は気にしなくて良いのでしょうが、外食でちょくちょく体調を崩す人は さみしいですがコンビニやファーストフードチェーンにした方が良いかもしれません。

 代表的なファーストフードと言えばハンバーガーでしょう。 全国的に展開している会社には「マクドナルド」「モスバーガー」「ロッテリア」「バーガーキング」 「フレッシュネスバーガー」「ドムドムバーガー」などがあります。
 食中毒など、食材やフランチャイズ店の衛生面の問題は抜きにして、料理として健康に良いかという視点で言うと安全なのはドムドムバーガーです。 マクドナルドもビックマックやチーズバーガーなど定番商品は大丈夫です。

 バンズ、パテ、野菜、ソースの全てが良くないという会社もありますが、最も健康に影響が大きいのがトマトソースまたはケチャップです。 ピザのピザソースも同様です。

 ケチャップは加熱すると毒ですが、常温のままでも商品によっては健康を害するものがあります。 やはりトマトとハーブの組み合わせによるものでしょう。
 良くないケチャップやトマトソースを摂り続けると血管が老化して高血圧、肩こり・腰痛などの症状が出るようです。 最終的には悪性腫瘍や認知症のリスクも高まると思います。

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なぜ人間はビタミンC合成能を捨てたのか 2018/11/22

 人類がビタミンCを体内で作れなくなったのは脳の進化のため尿酸を選んだというという説がありましたが、 もしかすると脳に悪いビタミンCを切り捨てたというのが正解かもしれません。

 肝臓の病で定期的に病院を受診していた患者さんがある日突然、腎機能が悪くなっていると医師から指摘されたそうです。 話しを聞くと最近毎日、紅茶にレモン果汁を入れて飲んでいたと言います。 私が診ると肝臓には気滞ができて以前より悪くなっています。脳と腎臓にも気滞ができています。

 ビタミンCは鉄やアルミニウムの吸収を促進します。 鉄は良しとして、アルミニウムが体内に入って来るのは良くありません。 もし、体内でビタミンCを人間が合成していたら排出も遅れたかもしれません。

 そう言う訳で脳の進化を妨げるビタミンCを体内で作れないようにしたのではないでしょうか。

 今回はレモンティでしたが紅茶の代りに緑茶や烏龍茶でも同じです。 レモンの代りに他のビタミンCの多い果物でも同じです。 しかし、「午後の紅茶」などの商品は問題ありません。

 脳に溜まったアルミニウムを少しでも排出しやすくするためにトマトグラタンをどうぞ。

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過敏性腸症候群 2018/11/29

 IBS(過敏性腸症候群)はストレスにより増悪し、痛みを伴う下痢や便秘が繰り返されるものです。 脳腸相関の異常が原因と言われています。

 脳の情動の働きと内臓の腸の働きが関連していることを脳腸相関といい、この場合の主な連絡役は迷走神経です。 IBSの場合は迷走神経の異常というよりも脳や内臓で信号処理の異常が起きている可能性があります。

 IBSの研究では腸内細菌の不均衡や食中毒の既往が原因の1つと言われています。 腸粘膜が知覚過敏になって腸の動きを促進するセロトニンが過剰に作られていたり、 腸の動きを抑制するLドーパが過剰に作られていたりするのかもしれません。 また、コレシストキニンという消化管ホルモン(内分泌ホルモン)も脳腸相関では重要な働きをしていと考えられています。

 食事が胃で消化され十二指腸に到達すると十二指腸ではコレシストキニン(CCK-33)という消化管ホルモンが分泌され、 胆嚢を収縮させます。これによって小腸内に胆汁が放出され脂質の消化が進みます。 また、コレシストキニンは胃に働きかけて胃の運動や上行性迷走神経を刺激して食欲を抑制します。

 IBSの疑いのある患者さんを診ると胆嚢に気滞のある方が多いのですが、 コレシストキニンが受容体に結合した後の処理に何らかの障害を起こしていて胆嚢の気が邪気になっているのではないかと推測しています。

 最近は健康に良いと言われている食物繊維、オリゴ糖、発酵食品によりIBSが逆に悪化してしまうということが研究で分かって来ているようです。 IBSの改善に役立ちそうだと私が考えるのは「合鴨のスモーク」です。 手に入りにくい場合は鶏肉とオレガノの組み合わせで代用できます。

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肌のたるみ 2018/12/6

 たんぱく質はアミノ酸がつながってさらに折り畳まれている複雑な構造です。 大型のたんぱく質の折り畳みには2つのLシステインが架橋したジスルフィド結合(S-S結合)といって、 複雑な構造を安定させる橋のようなものが作られています。

 ジスルフィド結合がしっかりしているということが細胞や結合組織の形を維持することにつながります。 分かりやすい例を挙げるなら肌のたるみはジスルフィド結合の劣化です。

 Lシステインは吸収があまり良くないためメチオニンという硫黄を含んだ含硫アミノ酸から体内で合成することになります。 Lシステインは抗酸化作用があり、メラニン色素の生成を抑制したり肝臓の解毒作用として働いたりします。

 しかし、紫外線によりDシステインになるとジスルフィド結合の形成を妨げることになり肌をたるませてしまいます。 また、微生物の毒やスポーツドリンク、夏の脱水予防の補水液などのアミノ酸飲料は波動が非常に悪くなっているため ジスルフィド結合を劣化させて肌をたるませているのではないかと思います。

 メチオニンは色々な食材に含まれていますが、他の成分との組み合わせで体のどこに運ばれやすいかが決まってきます。 肌のためにメチオニンを摂るなら鶏団子の味噌汁です。骨や腱などのケガのときにも回復が早くなります。

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気を作る 2018/12/13

 

 人間は肉や野菜を食べてこれらを分解することによってはじめてエネルギーを得ることができます。 気も物質の中に隠されていて、物質が崩壊すると放たれます。そして物質が作られるときには気が必要となります。

 食べた料理は消化液によってブドウ糖、アミノ酸、脂肪酸となり体内に吸収されます。 これらは更に形を変えながら細胞のエネルギー工場であるミトコンドリアの中のクエン酸回路に入ります。 この回路と電子伝達系のタンパク複合体のところでナイアシンアミドの活性型であるNADの酸化還元反応により 電子(e-)と水素イオン(H+、プロトン)が発生します。

 タンパク複合体Ⅰ~Ⅴはプロトンポンプといい、電子の力で濃度に逆らって水素イオンを膜の中に汲み上げます。 コエンザイムQ10(ユビキノン)もここの電子伝達で重要な仕事をしています。

 ミトコンドリアの膜の隙間は水素イオン濃度が高くなるので出口であるタンパク複合体Ⅴ(F型ATPアーゼ、ATP合成酵素)から放出されます。 このときダムの水力発電のタービンのように膜の中に埋まっている部分が高速回転してエネルギーが発生します。

 このようにして電子(e-)をどこでも使える通貨にしたのがATPというエネルギーです。 食事で得たATPを使って細胞の中では新たなタンパク質合成などが行われます。

 タンパク複合体Ⅰ~Ⅳでは電子のやり取りが行われるので電子伝達系と呼ばれていますが、 タンパク複合体のタンパク質の形が完璧ではなくなると「電子トンネル効果」という現象が起きて染色体を傷つけたり、 タンパク質の波動が異常になり電子、水素の波動異常が起きます。

 ミトコンドリアの老化や異常でATPが少なくなると「気虚」、電子、水素の波動が異常になると「邪気」という状態になるのだと思います。

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ポマースオイル 2018/12/20

 サラダ油は健康に良くないので米油に変えましたとか、 昔からオリーブオイルしか使っていませんと言われる方がいますが、こういう方はかなり体がおかしくなっています。

 植物油には原料に圧を加えて絞った「一番搾り」とその絞り粕(ポマース)にノルマルヘキサンという溶剤を加えて抽出した「ポマースオイル」があります。

 ノルマルヘキサンはベンジンの仲間で揮発性があります。 劇薬ではありますが200℃に加熱すると完全に消えてしまうので食用油の製造で使うことができます。

 一般にサラダ油が健康に良くないというのはこの高温にする過程でリノール酸からヒドロキシノネナールという毒ができてしまうからということです。 確かにヒドロキシノネナールは神経毒性があるので良いものではありませんが、 問題はそれではなく、同じように200℃の高温により別の毒ができてしまっていることではないかと思います。

 外国の大豆を使った近年のサラダ油、米油、オリーブオイルを使っている人の気滞は わらび餅や筍の天ぷらを食べた植物ステロールの気滞と同じだと思います。 油の精製の過程でとても吸収されやすい物に変化しているのかもしれません。

 意外な料理で同じような気滞ができるものがあります。 牛肉とネギの組み合わせです。すき焼きにする場合は白滝を加えると良いです。 牛丼の場合はネギの代りに玉ねぎにすると大丈夫です。

 数年前、アメリカでオリーブオイルは脳血管障害を起こすという話しがありました。 ポマースオイルが混ぜられていたのだろうと思います。

 日本のスーパーマーケットで販売されているオリーブオイルはイタリアの会社の商品でも安心はできません。 私は味の素のエクストラバージンを使っています。同じく味の素のフルーティアプレミアムも良いです。

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目玉焼きバーガー 2018/12/27

 以前、お屠蘇の代りになるシナモン水を考えましたが、 シナモンアレルギーの人もいると思うので別のものを考えました。目玉焼きバーガーです。

 丸いパンと半熟目玉焼きとロースハムとレタスの組み合わせです。 効能はシナモン水より低くなります。

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2018年後半 目次

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