太っている人の頬が黒ずむのは何故か 2019/1/10
お相撲さんや太っている人で頬にシミができている人がいます。 原因はインスリン抵抗性が関係している仮性黒色腫と言われていますが、私の望診では活性酸素によるシミです。
酸化とは電子(e-)を失うことです。 活性酸素とは不対電子を持つために相手から電子を奪って自分は安定しようとする酸素です。 代表的な活性酸素にスーパーオキシド、過酸化水素、ヒドロキシラジカル、があります。
”結果にコミット”で有名なあのCMを見ていると、何割かの人は肝臓に気滞ができています。
脂肪酸はミトコンドリア内でエネルギーに変換されますが、健康なミトコンドリアであってもわずかにスーパーオキシドが発生します。
スーパーオキシドは酵素により過酸化水素、さらに水と酸素に変換され無毒化されます。
肝臓の気滞は急激に大量の脂肪を燃焼させたために活性酸素の無毒化が間に合わず傷つけてしまったのでしょう。
また、あのCMの人たちは皆、ミトコンドリアが作りだした活性酸素でミトコンドリア自体が劣化しているので
以前よりも脂肪燃焼が悪くなりリバウンドすることは避けられないでしょう。
スーパーオキシドと過酸化水素は金属イオンと結合するとヒドロキシラジカルが発生します。
すぐに消えてしまいますが酸化力が極めて高い悪玉の活性酸素です。
太っている人の頬の気滞はこのヒドロキシラジカルにより酸化され色素沈着が起こったのでしょう。
太っていてもシミができる人とできない人がいるのはミトコンドリアの遺伝子のタイプの違い、
つまり活性酸素の発生しやすさの違いということではないでしょうか。
急激に皮下脂肪を減らした人は鶏がらスープでミトコンドリアの回復を、
太って頬にシミができるタイプの人は醤油ラーメンで体質改善をお勧めします。
ラーメンは鶏がら顆粒と安全な中華麺と醤油の組み合わせなので外食ではなく自宅で作って食べて下さい。
あらう 2019/1/17
マルセイユ石鹸以外のほとんどの固形石鹸の主材料はパーム油です。 パーム油の50%はパルミチン酸という飽和脂肪酸です。 このパルミチン酸からパルミトレイン酸という不飽和脂肪酸が作られます。 これが肌を荒らして乾燥肌にします。
そのため一般的には固形石鹸より液体のボディーソープの方が安全なのですが、ボディーソープにも非常に危険な商品があります。
肌が硬くガサガサになっている患者さんがいました。 話しを聞くと子供が生まれてから赤ちゃん用品店で販売されているボディーソープを使っているといいます。
その商品はエデト酸(EDTA)を使用していないせいか、逆にパルミトレイン酸が多くなっているような感じです。 さらにその患者さんは肝臓にも食品からのパルミトレイン酸によると思われる気滞があります。 多分、ナイアシンアミドの合成能が落ちてコラーゲンを作る力もかなり低くなっていることが肌の回復を妨げているのではないかと思われました。
エデト酸(EDTA)にはいくつかの類似のものがあります。EDTA-2Naなどは問題があると思われますが、 全てが危険なわけではありません。
トップへ | 目次へ溶けたチーズが悪いわけ 2019/1/24
カンジダ菌は真菌であり酵母菌です。
人間は産道を通って生まれてくるときにカンジダ菌と接触し、どの人の皮膚や腸にもいる常在菌です。
カンジダ菌は栄養が多いと酵母形として増殖します。
人間の腸内にいるときは糸状に連なった菌糸形になることもあります。
その先端を腸に侵入させることで便と一緒に流されずに腸にしがみついていられます。
また、このことは人間の細胞性免疫を強める働きがあります。
カンジダ菌は体力の落ちた患者や老人では、深在性カンジダ症という厄介な病気を起こすことがありますが、 健康な人にとっては良い共生関係を保ってきました。 しかし、現代では食事や医療の変化によって直接的、間接的に病気を起こす原因菌になりました。
カンジダ菌はもともと腸内ではそれ程多くはないらしいのですが、 キムチや塩辛、手作り味噌を頻回に摂るとカンジダ菌を多く摂取しすぎることになります。
抗生物質の種類によっては内服後に菌交代現象でカンジダ菌が増加する場合があります。 また、酵母菌ですから蜂蜜や砂糖を多く摂ると増えるかもしれません。
そしてそれらが変化して菌糸形が増えることによって、 クローン病、潰瘍性大腸炎、気管支喘息、関節リウマチ、花粉症などの病気の発症や増悪に関係してくるわけですから カンジダ菌を酵母形から菌糸形に移行させないことが最も重要になってきます。
専門家の研究ではシナモン、わさび、クローブ、バジルなどのハーブやスパイス類がカンジダ菌の菌糸形発育を阻止する能力が高いそうです。 元々カビや真菌類は香りに弱いので納得のいくところです。
そして、私は以前から溶けたチーズは腸の免疫力を低下させ花粉症などを発症させやすいので食べないように、 そして、ピザを食べるならバジルを使ったマルゲリータなら大丈夫だと患者さんに話てきましたが、 これはバジルが菌糸形発育を阻止してくれるので大丈夫だったのではないかと思います。 つまり、溶けたチーズはカンジダ菌の菌糸形発育を促進させる作用があるのかもしれません。
研究者が示したハーブやスパイスは他の面で健康上の問題がないとも言えません。 そこで私のお勧めは豚汁です。 ピザやチーズインハンバーグと一緒にとは言いませんが、それらを食べた後は早めに食べることをお勧めします。 豚肉と味噌以外には薄揚げを使うと良いです。その他は好みの具材をどうぞ。
トップへ | 目次へ餃子鍋は有か 2019/1/31
最近は鍋料理と言っても色々な種類があります。 餃子鍋というのも流行っていて鍋用餃子というものも売られているようです。
小籠包などの様に小麦粉を練って作った皮に餡を詰めて蒸すことは栄養価を逃さないとても優れた料理です。 そのように肉や魚介類を包む場合は良いのですが、野菜が混ざると揮発性の毒が閉じ込められたままになってしまいます。
水餃子の場合はある程度はお湯に毒が溶け出すので茹で汁は飲まず、餃子だけを食べます。 しかし、焼き餃子の皮と違って破けないように厚めの皮にしてあるのでどうしてもある程度は毒が残ってしまいます。
蒸し餃子は毒が全て残ったままになります。 焼き餃子、揚げ餃子になるときっちり包んであっても焼けた皮の部分が野菜の毒を中和してくれます。
鍋に餃子を入れる場合は厚めの皮の餃子を使いますし鍋の汁も飲んでしまいます。
さらに鍋の素を使う場合はそこに麹エキスが入っているのでかなり良くありません。
そんなことぐらいでと思われるかもしれませんが、あんこう鍋と同じくらい脳には悪いと思います。
結論、餃子鍋と蒸し餃子は無しです。
トップへ | 目次へ5本指の靴下 2019/2/7
病気になると患部に気の滞りができます。 当院の鍼灸治療ではてい鍼とお灸を使って足元から入ってくる気を患部に送り込んで自然治癒力を高めます。
足元から入ってくる気というのは体の中の気とは少し質が違います。 風水でいう龍に似たものだと思います。
綿の靴下や5本指の靴下はこの足元の気が入って来にくくなります。 足元から気が入ってこないと病気になるというわけではないのですが、病気や怪我の治りが少し悪くなります。
靴下の素材はポリエステルが入っているもので、形は2本指か普通の形のを勧めています。 どうしても5本指が好きな人はポリエステルに加えポリウレタンが入っているものが良いです。 これだと気の流れは妨げられません。
トップへ | 目次へジュース 2019/2/14
先日のがっちりマンデーで紹介された商品はどれも体に良いものばかりでした。
まず、アマノフーズのカツカレーです。揚げ物がドライフーズになるとは驚きでした。 ドライフーズにすると大抵の食材や料理の毒は無くなりますが、とんかつもしっかり安全な料理になっていました。
さとの雪の「四季とうふ」は、商品自体は以前と同じものでしたが、 日本の法律が変わって常温で3か月保存が可能となりました。 近くの食品店でもまた置いてもらえたらうれしいです。
そして初めて知ってとても驚いたのは「無限七星」という魚や花の鮮度を保てる水です。 開発した研究者によると「生きた細胞では水素イオン(H+)が自由に行き来するが、死んだ細胞では水素イオンの行き来が無くなる。 そこにアミノ基を含んだ水を掛けると、また水素イオンが行き来するようになるので鮮度を保てる」という理屈だそうです。 また、この水を吸わせた花のドライフラワーは生花のようなきれいな色をしていました。
実は市販のジュースというのはちょっと毒なんです。 体に良いのはカゴメの「野菜生活」だけだったんです。 それがなぜなのかずっと疑問だったのですが、この番組を見ていてひらめきました。 水素イオンが行き来しなくなることで増える物質が「野菜生活」には無いのではないかと。 製造方法が他と違うのか何か添加してあるのでしょう。
番組でもこのアミノ基を含んだ水は食品業界に革命を起こす魔法の水というように称賛されていましたが、 もしかしたら、医療業界にも革命を起こすことになるかもしれません。
トップへ | 目次へベッドとシーツ 2019/2/21
自然治癒力が最も働く時間は眠っている時間です。 当院のてい鍼の治療中も患者さんの多くはとても眠くなると言われます。
睡眠の質ということで言うとマットの固さや枕の高さが問題になりますが、 自然治癒力を妨げないということで言うとベッドや寝具の材質の方が大切です。
ベッドの骨組みは金属だと波動が悪いので木製の物が良いです。 施術用のベッドも金属でできているのでイグサマットなどを敷いて中和しています。
睡眠中の発汗や不感蒸泄に含まれるアンモニアは木製のベッドだと長年使用することで浸み込んで波動が悪くなるということが起こりますが パイン材や桐だとそういうことが少なく、もし買い替えをするならそういう素材が良いです。
汗が浸み込むシーツ類は1週間に1回は洗濯するのが理想ですが、1か月に1回の人もいれば3か月に1回の人もいます。 1か月以上洗濯しない場合はアンモニアだけでなくカビによる健康障害の心配もあるので ファブリーズW除菌などのスプレーを使用するのも良いかと思います。
トップへ | 目次へエビの殻 2019/2/28
エビの殻がからだに良いと思って食べている方がいますが、あれは毒です。
一番よくないのは殻ごと油で炒めたり砕いたりしてスープにした料理です。 多分、酸化したトランス型のEPAやDHAとD体のグルタミン酸が含まれているのではないかと思います。
エビは殻ごと茹でたり素焼きにしても良いのですが身だけを食べて下さい。
トップへ | 目次へホットチョコレート 2019/3/7
チョコレートやココアの起源は古代のマヤ・アステカ文明にあるそうです。 山火事で偶然焦げたカカオの香と味を知ったことがきっかけと考えられています。
当時のアステカ人は、焼いたカカオ豆をすりつぶしたものと薬草を混ぜ合わせて、 解熱鎮痛、毒消しなどの薬として飲んでいたと言われています。 実際カカオ成分には大腸菌などに対する抗菌作用があります。
例えば気候が良くなるにつれ手作りのお弁当の菌の繁殖が心配になります。
こういう場合、食後の飲み物として抗菌作用のある緑茶も良いのですが、ホットチョコレートも同じように効果的かもしれません。
しかし、商品によってはアレルギーを起こす場合もあるので、
ホットミルクに森永チョコミルクを入れたものが良いと思います。
赤いウインナー 2019/3/14
先日、有名な芸能人のコカイン使用が明るみに出る事件がありました。 コカインはコカの葉に含まれるアルカロイドです。
コカインなんて自分とは別の世界の話しという感じですが、アルカロイドの毒はとっても身近な話なんです。
例えば、コカインの前には手作りハンバーグでナツメグを大量に使い救急車に搬送されたというニュースがありました。 アルカロイドは植物の毒なので多くの植物に大なり小なり含まれているのですが、 特にナツメグは毒性の強いスパイスなんです。 アルカロイドを多く含むスパイスは他にクローブ、オールスパイスなどがあります。
洋食では便利な料理別にブレンドされたスパイスがあるので外食でも家庭でも知らないうちにこれらの毒を口にしていると思います。 また、洋食だけではなく和食でも蓋をして野菜を煮ると同じ事が言えます。
1回の食事で摂取するアルカロイドの量は決して危険な量ではありませんが繰り返されることでゲノムや脳は老化していくのです。 もの忘れなどもこういうことが原因の1つではないかと思います。
こういう食事のアルカロイドによる老化の若返りにおすすめは魚肉ソーセージです。 豚肉が入っていない赤いウインナーだとより効果があります。 繰り返し食べる必要があるのでお弁当に入れるのはとても良いと思います。 赤い色はトマトのリコピンなどが使われていて害はありません。
トップへ | 目次へ鶏肉✕オリーブオイル 2019/3/21
日本で販売されているオリーブオイルは加熱調理には向いていませんが、特に良くないのは鶏肉との組み合わせです。 末梢神経の老化につながるのではないかと思います。
鶏肉をオリーブオイルで炒めた場合、一緒に食べると良いのはキャベツのヨーグルト漬けです。 ヨーグルトはビヒダスに限ります。キャベツは5㎝角ぐらいの大きめに切って1日ぐらい漬けてください。
トップへ | 目次へ土の毒ガス 2019/3/28
春には化粧かぶれの患者さんが増えるそうです。 これには土から放出される有毒なガスが関係しているのではないかと思います。
山や田畑では冬の間に土の中で動植物の排泄物や死骸などが微生物などに分解され有毒なガスが発生します。 春になって植物が芽を出し、虫が這い出し、田畑を耕したりして土の中のガスは放出されます。
このガスの中にはアンモニアガス、アルカロイド、フィトンチッドなど人間にとって都合の悪いものが含まれています。 春の化粧かぶれは化粧品の成分と土のガスの成分が反応してアレルギーの原因になっているのかもしれません。
春に化粧かぶれをおこした人は大根とシーチキンの煮物を、 春にぎっくり腰を起こした人には赤い魚肉ウインナーを、 春に何故かやる気が出なくなった人にはご飯に紫蘇粉を散らして時々食べると良いかもしれません。
トップへ | 目次へ春のお茶 2019/4/4
春の有毒なガスの解毒に役立つ料理は先週書きましたが、お茶でも同じような効能があります。
アンモニアガスには椎茸茶、アルカロイドには桜茶、フィトンチッドには加賀棒茶がお勧めです。
椎茸茶と桜茶は一緒にしても構いませんが、加賀棒茶はそれだけで飲んで下さい。
癌予防その1 2019/4/11
キノコには癌予防の成分があると言われています。 確かに天然の舞茸には免疫力を高める効能がありますが、菌床栽培の舞茸には良い作用は期待できません。 私のお勧めはやはり椎茸です。
うどん又はそうめんと干し椎茸だし+鰹だしの組み合わせです。 鰹だしは市販の粉末でも液体でも構いませんが、椎茸だしは干し椎茸から自分で取る必要があります。 昆布だしやあごだしを混ぜると効能はなくなります。
トップへ | 目次へブロッコリーの食べ方 2019/4/18
天然の舞茸と同じように癌予防の効果があるとされる食材にブロッコリーがあります。 確かに取れたてのブロッコリーにはそのような効果があると思われますが、低温保存してしまうとリンゴと同じように良くないものに変化してしまいます。
安全に食べる方法のひとつはクリームシチューに入れることです。グラタンではダメです。 もうひとつは茹でたブロッコリー+マヨネーズ+αです。 こちらは肌の新陳代謝を促して美容に良い効果があると思います。
マヨネーズに混ぜる物で1番効果があると思うのはディルを使ったピクルスです。 色々試した結果、サラミ、カリカリ梅、鮭フレーク、味噌、パイナップルなども混ぜると良いことが分かりました。 最も簡単なのがマヨネーズに味噌を混ぜることだと思います。
トップへ | 目次へレムナント様リポタンパク 2019/4/25
最近は悪玉コレステロールの中でも小型LDLコレステロールやRLP(レムナント様リポタンパク)コレステロールが 動脈硬化の原因となる物質として注目されています。
小型LDLコレステロールは小さいため血管壁に取り込まれやすく、酸化するとマクロファージに飲み込まれ動脈硬化の原因になります。 コレステロールを下げるのに青魚が良いと言われますが焼くとDHA(ドコサヘキサエン酸)が多くなり、 より酸化されやすいため焼き魚の摂り過ぎは避けるか冷奴を一緒に食べるのが良いと思います。
RLP(レムナント様リポタンパク)コレステロールは リポタンパク(中性脂肪やコレステロールがたんぱく質と結びついた複合体)が分解してできる物質で、 これもマクロファージが食べて動脈硬化の原因になります。 RLPコレステロール値が高い人は中性脂肪もLDLコレステロールも高く、糖尿病の人に多いと言われています。
RLPコレステロールを減らすには「のっぺい汁」がお勧めです。 鰹だし+貝柱だし+薄揚げ+生椎茸+片栗粉です。 鰹だしは液体でも顆粒でも構いませんが、貝柱だしは干し貝柱からだしを取るよりも味の素の干し貝柱スープの顆粒の方が何倍も効果があります。
トップへ | 目次へベーコンの食べ方 2019/5/2
ベーコンには発癌性があると言われています。実際、ベーコンエッグをよく食べる人は脳に気滞が、炒め物に入れて食べる人は肺に気滞があります。
しかし、調理の仕方や食材との組み合わせによって、そのリスクを減らしたり薬に変えることが可能です。
1つはカリカリになるまで炒めてサラダなどのトッピングなどにする方法です。
2つめは野沢菜漬けを塩抜きして一緒に炒める方法です。これは末梢神経の回復に役立ちます。
3つめはカルボナーラのように生クリームと卵を組み合わせる方法です。こちらは動脈硬化の改善に役立ちます。
トップへ | 目次へやせホルモン 2019/5/9
消化管ホルモンの1つに小腸で作られるインクレチンがあります。 ブドウ糖を直接静脈内に投与した場合より経口的に摂取した方がインスリンの分泌が多いということですが、 これは小腸を刺激してインクレチンが分泌されるからのようです。
インクレチンは小腸上部から出るグルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)と 小腸下部から出るグルカゴン様ペプチド1(GLP-1)の2つを指します。
このうちGLP-1は痩せホルモンと呼ばれたりします。 インスリン分泌促進だけではなく脳の視床下部のエネルギー代謝中枢に作用して食欲を抑える働きもします。
小腸を健康にして痩せホルモンが分泌されやすくするお勧めの食べ物はゆで卵です。 卵を茹でるときにオレガノと月桂樹リーフを入れます。そして食べるときにレモン果汁を少し掛けます。
トップへ | 目次へおにぎらず 2019/5/16
「おにぎらず」は「クッキングパパ」という料理漫画に出てきた料理です。 寝坊した朝に簡単に作ったとう話だったのでチャレンジしてみましたが、 慣れていないせいか、きれいに作るのは結構面倒でした。 これだったらおにぎりの方で良いかなと思いました。
それでもおにぎりよりおにぎらずの方が良い場合もあります。 それは「鶏の唐揚げおにぎらず」です。 具が大きくておにぎりにしずらいということもありますが、ご飯少なめの海苔多めというのが良いみたいです。
精神的ストレスで自律神経が乱れやすい方におすすめです。
トップへ | 目次へササニシキ 2019/5/23
ここ数週間PM2.5が関係していると思われる患者さんが増えました。 肺と脳に気滞があって、患者さんはとにかく体がだるく人によっては手のしびれやめまい、咳などの症状があります。 脳の気滞はアトピーや蕁麻疹の人にもできる視床あたりの気滞です。
この視床の辺りに免疫と関係した部位があるのでしょうが、 何が原因で弱くなっているかが問題です。 ここにはご飯の気滞もあるので、原因のひとつはご飯ではないかと考えています。
昔はお米と言えば「コシヒカリ」か「ササニシキ」のどちらかでした。 しかし、あのタイ米が大量に輸入された冷夏の年以降、農家の人は冷害に弱いササニシキを作るのを止めたため 今では流通している様々な銘柄のお米のほとんどはコシヒカリ系です。
この二つのお米は味にも違いがありますが健康面においても違いがあります。 ササニシキの方がご飯アレルギーになりにくく脳の気滞もできにくいのです。
ササニシキに次いで良いと思われる品種はあきたこまちです。 これら以外の米を少しでも安全に食べるには固めではなく柔らかめで炊くことです。本当はおかゆがベストです。 レトルトパックではアイリスオーヤマのご飯が良いです。
トップへ | 目次へ黒タピオカ 2019/5/30
最近、タピオカドリンクが流行っています。 中でも昔と違って黒いタピオカが使われているのが印象的です。
タピオカ自体は何も問題の無いでんぷんですが、黒い色のものはちょっと要注意です。 黒色の原料の多くはキャラメル色素や黒糖です。
キャラメル色素は様々な食品に添加されていますが、製造の過程で亜硫酸化合物やアンモニア化合物が添加されることがあるそうです。 このうちアンモニア化合物が使われたキャラメル色素は発癌性があるのではないかと言われています。
黒糖は精製されていないため植物の有害な成分も含まれています。 そのため摂り過ぎると女性ホルモンの質が悪くなるようで妊娠しずらくなったり肌が老化します。
黒タピオカをよく食べていた人はご飯にプロセスチーズとカブの茎の乾煎りを組み合わせると良いと思います。 プロセスチーズは黒糖のために、カブの茎はキャラメル色素のためです。 カブの茎がない場合は野沢菜漬けを塩抜きしてご飯に組み合わせても良いです。 野沢菜はカブの仲間だそうです。
トップへ | 目次へサイコパス 2019/6/6
先日放送されたテレビドラマで「暴力遺伝子」あるいは「戦士の遺伝子」と呼ばれる変異型MAO-A遺伝子が取り上げられていました。
サイコキラー(猟奇殺人者、サイコパス、シリアルキラー)の研究で明らかになったことは、 彼らに共通して前頭葉あるいは側頭葉に損傷があり、MAO-A遺伝子が変異型であるということです。
MAO-A遺伝子は神経伝達物質セロトニンを分解する酵素で、
正常型はその働きが高く、変異型は低いものです。
変異型では胎児期のときに脳がセロトニンにさらされてセロトニン非感受性になってしまうのではと言われています。
また、変異型を有する人が全てサイコキラーになるわけではなく、幼い頃に虐待を受けた場合そのリスクが高くなるということだそうです。
サイコキラーに男性が多いことや、MAO遺伝子は母親から遺伝すると言われているのはMAO遺伝子がX染色体上にあるためです。
性染色体は女性の場合XX、男性の場合XYです。
両親のどちらかが変異型MAO-A遺伝子Xを持っていた場合、女児はXX
となり変異型の特性が薄まってしまいますが、男児の場合XYとなり変異型の特性が表れやすくなります。
またこの場合Xは母親からの遺伝子ということになります。
遺伝子や脳というのは色々なことで傷ついたり劣化したりしています。 微生物の毒や料理が悪い影響を与えることもあると思います。 妊娠中、長期に非ヘム鉄を摂ること、とび子や<ニンニク+生姜>の料理、マンゴーフルーツを沢山食べることは避けた方が良いと思います。
トップへ | 目次へベージュ脂肪細胞 2019/6/13
皮下脂肪の白色脂肪細胞は脂肪を蓄積するのが役割のため、褐色脂肪細胞や筋肉のように細胞内で脂肪を燃焼するということはありません。
しかし、近年、白色脂肪細胞には刺激を受けて褐色脂肪細胞と同じような燃焼型の細胞に変身できる細胞があるということが分かりました。 この変身した細胞はベージュ脂肪細胞といいます。
普通の白色脂肪細胞では分解した脂肪酸を放出し、肝臓や筋肉で燃焼させATPというエネルギーに変えてもらいます。 一方、褐色脂肪細胞は寒さを感じると脳からの指令で交感神経から放出されたアドレナリンを受けてミトコンドリア内で脂肪酸を燃焼させます。 このときタンパク複合体Ⅴ(F型ATPアーゼ、ATP合成酵素)ではなくUCP1を通るためエネルギーは作りませんが熱を作り出します。
つまり、褐色脂肪細胞と同じUCP1を白色脂肪細胞が発現するようになるとベージュ脂肪細胞に変化したということになるわけです。
変身する要因として挙がっているのは、激しい運動、寒冷刺激などです。
煙草をやめると急に太りだす人も多いようですが、煙草にはベージュ脂肪細胞を増やす働きがあるのかもしれません。
ベージュ脂肪細胞を増やす食材なども見かけますが、それだけで簡単にベージュ脂肪細胞は増えないと思います。 それでもより効果がありそうなものを挙げるとするなら花椒と青のりを加えたソース焼きそばです。
ウスターソースは健康に悪いものが多いのでお勧めは「オリバーソース」「イカリソース」「羽車ウスターソース」です。
青のりは「三島」です。アオサは代用できません。
手に入りにくい場合は日清の焼きそばの袋めんで良いと思います。
GABA 2019/6/20
脳の中には脳を興奮させる系統と、それらに対して抑制的に作用する系統があります。 GABA(γ-アミノ酪酸、ギャバ)は抑制系伝達物質です。
脳のGABAが減ったりGABA系神経が働かなかったりすると些細なことでイライラします。 私はGABAの生成を妨げる原因のひとつは酸化した胡麻ではないかと考えています。 もし胡麻の良い成分を利用したいのであれば炒りごまではなく洗いごまを買うことをお勧めします。
また、GABAを増やす食べ物としてチョコレートを挙げる人がいますが、 患者さんを診ている限りその効果は無いようです。
お勧めは抹茶と麦落雁の組み合わせです。
落雁(らくがん)はでん粉質に砂糖や水あめを加えて成型して干した和菓子です。
米、麦、栗、大豆、蕎麦が原材料として使われます。
寺院や神社の行事で頂いてくることもあるかと思いますが、人によっては体質と材料の相性が合わないと具合を悪くする場合もあります。
抹茶と麦落雁の組み合わせに近い飲み物はグリコの抹茶オーレです。 それ以外の抹茶ラテなどにはGABAを増やす効能はありません。
トップへ | 目次へシロ菜 2019/6/27
手や足にできる魚の目、タコはなかなか治りにくいものです。 効果のある食材はターサイだと思います。
ターサイは良い野菜だと思うのですが、最近は余り見かけません。 ターサイの代りに利用できるのがシロ菜です。 この場合、豚肉と豆腐を一緒に煮て食べると良いと思います。
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