2013年1月
ココア 2013/1/3
ココアには血圧を下げる効果があるといわれています。 ココアに含まれるポリフェノールの内のどれかが血管の内皮細胞を健康にすることによって血圧が下がるようです。 つまり、毛細血管の動脈硬化による高血圧に効果的ということでしょう。 研究結果ではミルクチョコレートではなくダークチョコレート、加糖ココアではなく無糖ココアで効果が得られたという事でした。 そこで、日本で買える商品で効果的なものを探してみました。
チョコレートでは明治ミルクチョコレートが良くて、逆に明治ブラックチョコレートは高血圧に効きそうな反応は弱くなっていました。
ココアでは効果的な反応があったのはバンホーテンの商品だけでした。明治ミルクチョコレートよりもかなり効果は高いようです。
日本のココアは純ココアであっても、血圧を下げる効果がないと言った方が良い感じです。
何かを加えたことによってダメになったのではなく、ポリフェノールの中の肝心のものが製造過程で抜け落ちてしまった感じがします。
ココアというのは皮膚の気の流れも良くするので美容にも良い飲み物です。 でも、いつも患者さんに注意するのは酸化しやすいため1回分ずつの分包になったものを買うように勧めています。 体に良いのに酸化したものを飲んで合わなくなってしまっている患者さんが多いからです。 もちろん、すでに合わなくなっている方はココアもチョコレートも摂ってはいけません。
バンホーテンの純ココアの分包タイプはありませんでした。 その結果ベストな選択は、バンホーテンのミルクココアとミルクココアカロリーハーフの分包タイプです。 ミルクココアカカオリッチは逆に効果の反応は弱くなっていました。
ヨーグルト 2013/1/10
人間が食事をしてウンチをするように、微生物も栄養を取り込んで要らない物を排出します。
ヨーグルトを健康に良いと思って努力して食べている人がいますが、必ずしも体に良いとは限りません。
ヨーグルトに使われている微生物は各会社によって異なります。
その微生物によっては人間にとって良くないものも多いのです。
ヨーグルトの種類は沢山あるので、とりあえずブルガリアヨーグルトかビヒダスを選ぶように患者さんには勧めています。
明治乳業のアールワンというヨーグルトがインフルエンザの予防に効果的という研究結果がありました。 アールワンは腸にある免疫の交番のようなパイエル板というところを刺激します。 その結果、ナチュラルキラー細胞というリンパ球の仲間が増えて病原菌から体を守ります。 ナチュラルキラー細胞は癌細胞も食べてくれるので、癌の予防にも期待ができます。
実は、乳酸菌飲料のヤクルトも同じ様にパイエル板を刺激してナチュラルキラー細胞を増やします。 アールワンよりもその効能は弱いのですが、微生物の毒は全く心配ありません。 アールワンも微生物の毒はほとんど問題はない程度なのですが、アールワンもヤクルトも飲み続けている間効果があります。 毎日あるいは2~3日に一度飲むと言うことになれば、わずかな毒も無い方が良いのです。
免疫力を上げるにはどうしたらよいかと患者さんから尋ねられることがありますが、私のおすすめは伊藤園の【朝のヨー】です。
これはヨーグルトではなく清涼飲料なので微生物の毒も心配ないですし、開栓前は常温保存なので便利です。
ナチュラルキラー細胞を増やすことは無いようですが、パイエル板を刺激して他の免疫細胞を増やす働きをしているのではないかと思います。
かぜやインフルエンザに関していえばアールワンより予防効果があるように思います。
朝のヨーと一緒に苺クリームのお菓子を食べると、免疫に関係した氣の力も強くするので免疫力の底上げになると思います。
ホルモン焼き 2013/1/17
ホルモンでは加熱調理をしても注意しないといけない部位があります。 牛の場合はタンです。牛タンはスモークしたり煮たりということでは問題がないのですが、焼くとどうも良くない成分が出来てしまうようで、内臓の働きを弱め肥満症になりやすくなります。 対策としては、焼いた牛タンにはレモン汁を掛けることです。昔からある食べ方ですが、これしかないという組み合わせです。
豚の場合は小腸です。豚まるとか白コロとか呼ばれているらしいです。 この豚の小腸も煮ると大丈夫ですが、焼くと健康に良くありません。 こちらの方は記憶力を低下させたり、食物の消化能力を低下させたりします。 明らかな病気というわけではないのですが、老化を早めることになるので牛タンより問題です。
動物の小腸というのは本格的なソーセージの表皮にも使われるものです。 羊腸はウインナーソーセージとなり、豚腸はフランクフルトソーセージ、牛腸はボロニアソーセージというものになります。 このうち羊腸と牛腸を使ったものは茹でたあと焼いても問題はありません。 しかし、豚腸を使ったソーセージは茹でるまでの工程では問題はありませんが、焼くと白コロと同じ様に良くない成分が出来るようです。
豚腸のソーセージを焼いて食べるときはレモン汁とマスタードを付けます。
こちらもオーソドックスな組み合わせです。体に安全な食べ物や食べ方は体が喜びます。
そして体が喜ぶものをおいしいと感じるようにできているのかもしれません。
白コロの場合はレモン汁とマスタードではおいしくないと言うことであれば、カボスを使って下さい。
カボスを使ったポン酢やたれでもかまいません。
組み合わせの妙 2013/1/24
漢方薬というのは生薬の組み合わせです。
その組み合わせ方によって、つかみどころのない氣を変化させ病気を治していきます。
鍼灸治療でも色々なものを組み合わせて使うことがあります。
鍼の上にもぐさを燃やしたり(灸頭鍼)、クリームを塗ってからお灸をしたり色々です。
カラフルな色鉛筆を使うのも色の波動とテイ鍼を組み合わせたものと言えると思います。
体の表面にある衛気は毛穴を引き締める働きをします。
ニキビの要因はいくつもあるにしても、東洋医学的には衛気が弱い人はニキビができやすく治りにくいといえます。
大人ニキビが治りにくい人は資生堂の【うるおい密封マスク】を使ったあと続けて【ピュアスマイルエッセンスマスクサファイア】を使ってみてください。
この組み合わせは胸腔の宗気(そうき)を強くするので、その結果衛気(えき)を強くしてニキビをできにくくします。
この二つは偶然にも陰陽の対になっていて、組み合わさることによって新しい成分が生じるようです。 なので順番が違っても問題はありませんが、最初の液を拭き取らずに次のパックをすることがポイントです。
食事療法の一つであるマクロビオティックでは食材の陰陽を重視すると言われていますが、この場合の陰陽は東洋医学の陰陽とはまったく無関係のものです。
東洋医学の陰陽論では全て物のが陰陽に分かれると考えられています。しかしそれはマクロビオティックのように絶対的な陰のグループ、陽のグループがあるわけではありません。
メスの魚とオスの鶏を組み合わせても何も生まれません。
それらは他では替えられないただ1つの相手があってこそ成り立つのです。
また、その陰陽は見方や立場で違ってくるものです。
たとえば、肉体が陰で氣は陽で、体の前面が陰で背中側が陽です。腎氣も腎陽と腎陰に分かれます。
腎陽と腎陰が組み合わさると若さが生まれます。
色鉛筆のテイ鍼はそういう力が出せるかもしれません。
若返りの氣 2013/1/31
いつだったか出産の度に若返るという美魔女がTV番組で紹介されていました。 確かに出産後健康になった、という話は聞くことがあります。 そこで出産と若返りについて調べることにしました。
たしかに産後の女性は若返りの氣が働いているようです。
それは後頭部にあって、腎陽を受けて、成人するまでは男女とも成長ホルモンなどの分泌に関与しているようです。
そして、成人して体が出来上がってしまうと、この後頭部の氣は急激に弱まっていきます。
その後男性の場合は二度と活性化されることはないのですが、女性は産後の1年間ほど再び活性化されるのです。
その時は若返りのためのホルモン(インシュリン成長因子-1)です。
なぜ女性だけが?と思いましたが、考えてみると妊娠中は二人分の栄養と酸素を消費します。 その分老化は進んでいるといえます。しかし、子育ては体力と気力が必要です。若返らないとやっていけないのかもしれません。 であるなら妊娠中からこの氣が働いていると便利に感じますが、そうすると成長ホルモンですから赤ちゃんが大きくなりすぎる危険があるのかもしれません。 小さく産んで大きく育てるのが正解です。
男性にとっては残念な話でしたが、そんな男性の若返りの氣を活性化するものがあります。
オリバーソースの【お好み焼きソース関西】です。
一般に販売されているお好み焼きソースの半分以上はお勧めできません。
特にマヨネーズと一緒になると体に悪いものになってしまいます。
お好み焼きにはマヨネーズが絶対必要といわれる方も多いと思います。
オリバーソースの商品はどれでもマヨネーズと組み合わせても大丈夫なのですが、
ついでに若返り効果が狙えるのは【お好み焼きソース関西】と【どろソース】だけです。
これは逆に女性には効きません。
2013年2月
ビールのお供 2013/2/7
紹興酒とビールは体に良くないので飲まないようにと患者さんに話します。 日本人はこれらが元々体に合っていないのでこれらの毒に非常に弱いのです。
日本人の食道癌の約9割は扁平上皮癌というタイプです。この扁平上皮癌はアルコール摂取が原因で生じるといわれています。 一方、欧米人の食道癌の約9割は腺癌というタイプで、胃酸が胃から逆流する胃食道逆流症が原因といわれています。 同じ食道癌でも、日本人と欧米人では原因が全く異なっています。
食道癌と診断された人を見るとかなりの確率で食道にビール酵母の反応があります。 ビール酵母が体に良いと勘違いしている人も多いのですが、酵母はカビの仲間です。 カビに体の中で長居をされては困るのです。
生ビールとは非加熱処理のビールをさします。
日本で初めて生ビールが販売された頃、消費地への長時間の輸送中に発酵が進んでコルク栓が抜けるなどの事故が多発したそうです。
その後、瓶や缶で売られている非加熱処理のビールでは、ビール酵母が抜かれる処理がされたそうです。
しかし、ビア樽からそそぐ生ビールはビール酵母が処理されていないものだと思います。外食でビールを飲む場合はこちらの方が多いかもしれません。
始めから終わりまでずっとビールというビール好きの方も意外と多くいらっしゃいます。 重大な病気にならないよう予防が必要ですが、この方々にビールを飲むなとは言いにくいのです。 そこで見つけたのは、食道のビール酵母の気滞(気の滞り)に効果のあるグリコ【つぶつぶいちごポッキーハートフル】です。 フリーズドライの苺が多めに入っているのが良いようです。
果物は生だと健康に良くない場合が多いのですが、ドライフルーツやフリーズドライにすると本当に良い食材になります。 あのマンゴーやパッションフルーツでさえ安全です。
甘い誘惑 2013/2/14
バレンタインデーの今日、どのようにお過ごしでしょうか。男性にとっては心惑わされてエネルギーが奪われる日かもしれませんね。
先日患者さんが、何もやる気の出ないとき「ブラフミ」というものを飲むと少しやる気が出るようになる、という話をされました。 ブラフミというのはインドの伝承医学アーユルヴェーダーで使われていたブラーミというハーブを粉にした商品のようです。 確かにこれは本人に副作用もなく効果的な感じがしました。
説明文では脳に働きかけるというような内容でしたが、私が見たところ東洋医学でいうところの魄に働きかけていると思われます。 効果はビワの葉入りの棒灸よりは弱いのですが、こちらの方が簡単に使えるので一般の人にとっては便利かもしれません。
しかし多少の問題があり、少しばかり真気を傷つけるようです。 これは本人に変化は生じませんが、家族や周りの人は多少困るかもしれません。 真気が傷つくことよって、地の気を取り込む力が弱くなるので周りにいる人の気を奪うことになります。
相手のエネルギーを奪わずに自分の魄を元気にするには、一番はやはり棒灸ですが、その次におすすめはポンパドールの【スイートテンプテーション】というブレンドハーブティーです。 これは傷ついた真気も正常に戻す作用があると思います。
トマチン 2013/2/21
生のトマトより加熱調理したトマトのほうが前立腺癌の予防に効果的だという研究結果がありました。 その時は抗酸化物質であるリコピンが加熱されて吸収が良くなるからと言われていたと思います。 しかし、最近の研究によればリコピンではなくトマチン(Tomatine)の効果だったようです。
トマチンというのはトマトの害虫忌避成分で、花、茎、葉に含まれ実にも青いうちは多く含まれます。 このトマチンのお陰で熟すまで虫に食われることがありません。 人間も青いトマトを食べると下痢を起こしますが、熟してしまうと殆どトマチンは無くなるので大丈夫です。 この熟したトマトを加熱することで抗酸化作用のあるトマチンが活性化され、炎症や血栓を防ぐ作用が高まるということです。
トマトは本当に健康に良い優れた食材です。ただし、品種によっては健康に良くないものがあります。 プチトマトはほとんどのものは大丈夫ですが、スーパーに売られている中玉~大玉のトマトの多くは良くありません。 特に若い女性は子宮の氣を傷つけて妊娠しづらくなる場合があるので気を付けなければいけません。
アメリカのポンテローザ種は日本で最初に広まった大型桃色トマトで、生食用ですが加熱してもどちらでも大丈夫です。 子供の頃に食べたトマトはこのトマトでした。見た目が不恰好で完熟すると実が割れて日持ちも良くありません。 これを元にして日本で作られたお尻の尖ったファースト種は加熱では大丈夫ですが、生では人によっては良くないことがあります。 それでも桃太郎よりは良いと思います。
トマトは殆ど加熱調理して使いますが、ソルレオーネの紙パックタイプは使い勝手がいいので、よく使っています。
もの忘れ ど忘れ 2013/2/28
記名力が衰えると数個の買い物でも覚えられず、書いた紙も忘れてしまったりします。 また、想起力の衰えが進むと人や物の名前がすぐに出てこないので、「あれ」「それ」など代名詞の多い会話になってしまいます。 もの忘れは記名力の衰えで、ど忘れは想起力の衰えだそうです。
こういう場合、脳に気滞(気の滞り)が現われますが、このうちもの忘れ(記名力)に関係した気滞を探すと脳幹近くに反応があり、ど忘れ(想起力)に関係した気滞を探すと側頭葉の辺りに反応があります。
認知症ではない、普通のもの忘れ、ど忘れの気滞はどちらも必ず原因となる気滞が肝臓にあります。 その原因の半分は肝臓の真菌感染の気滞で、残りはストレスによる肝氣の老化です。 肝臓が何らかの関与をして記憶の働きを低下させているに違いありません。
もの忘れ(記名力低下)の気滞には、一部のチューインガムの香りが効果的です。 ど忘れ(想起力低下)の気滞には香りつき消しゴムの香りが効果的です。 認知症の予防にはなりませんし肝臓そのものにも効果はありませんが、中年だけでなく受験生にもおすすめです。
2013年3月
自己免疫疾患 2013/3/7
リウマチは関節の滑膜細胞が増殖し関節を破壊する慢性疾患です。 原因は不明ですが自己免疫疾患のひとつと考えられています。
以前勤めていたころ、自分が担当した患者さんだけでなく、他の鍼灸師が担当していたリウマチの患者さんも望診してみると実に様々でした。
どの患者さんも患部の滑膜にアレルギーの気滞(気の滞り)があります。
しかし、それの原因となる部位を探すと肝臓、すい臓、膣、脳などいくつかに分かれます。
また原因となったものを探すとカビ、真菌、ウイルス、癌、食器用洗剤など、これも複数なのです。
リウマチは原因が分らないだけではなく、決定的な検査がないことがまた病気を複雑にしているようです。
線維筋痛症という病気があります。以前は非関節性リウマチなどいくつかの呼び名があったようですが、
1990年にアメリカリウマチ学会の提案で診断名が定められることになりました。
この病気は全身に痛みがありますが痛みの部位には異常はなく、中枢性の痛みと考えられています。
リウマチと線維筋痛症の患者さんに共通する気滞(気の滞り)の部位があります。
それは脳の中心近くの気滞です。多分内包の辺りではないかと思います。
線維筋痛症はリウマチをはじめ幾つかの自己免疫疾患で併発されることが知られています。
実は自己免疫疾患の多くも、この内包の辺りに気滞があります。
自己免疫疾患というのはリウマチや線維筋痛症のように、病院で正確に診断されない可能性のある病気です。
患者さんが病院でどのような診断を受けていても、内包辺りの気滞がある方にはキスミーの【薬用ハンドクリーム】を勧めています。
ある程度は続けないといけないので、ハンドクリームを付けるのでしたら、リウマチの方はこのハンドクリームに替えてみてはどうでしょうか。
また、ロクシタンの【シアリッチモイスチャーソープ】も同じ様な効果がありますが、こちらは週に1回程度の洗顔です。
子宝のたまご料理 2013/3/14
妊娠を望んでいる女性が食べてはいけないものは色々あるのですが、食べると良いと言うものはそれほどありません。 びわの実は子宮を元気にしてくれるのですが、その他の卵巣や視床下部という所には作用しません。 このびわの実を越えるものがなかなか見つからなかったのですが、先日、子宝に良い食べ物を偶然見つけることができました。
不正出血を心配して来られた患者さんでしたが、望診すると気滞がありません。 こういう場合多くは健康障害ではなく、健康回復過程の症状のことが多いのです。 どういうことかと言うと、飲食によって何か体に不都合なものが排出されることによる出血です。 患者さんには分りやすく解毒と説明しています。
患者さんの話を聞くと、きっかけとなった物がお正月料理の中の【錦卵】であることが分かりました。 調べると錦卵の材料や作り方によって効果のあるものと無いものがありました。
非常に単純な料理ですが、押さえなければいけないポイントが幾つかあるのと、
このままだと不正出血を起こす危険があるので、副作用を起こさない別の卵料理に変えてみました。
材料は鶏卵3個、干し椎茸1枚、とマヨネーズです。
①玉子は殻が白色の安い物を選びます。
②玉子を茹でた残り汁で戻した椎茸をゆでます。玉子と椎茸は一緒に茹でてはいけません。椎茸は副作用防止のために必要です。
③ゆで玉子をみじん切りにして500Wで2分ほど電子レンジにかけます。
④みじん切りにした椎茸と一緒にマヨネーズで和えるなどして食べやすくします。これは玉子の黄身に塩を合わせることの代わりです。
この後は他の具材や香辛料を加えてサラダにしても良いですし、パンに挟んでも良いので、お好みにアレンジして召し上がってください。
弱い痛みと強い痒み 2013/3/21
乾燥する季節では肌もかさかさになります。
そうすると洋服を脱いだりするときに、あちこちが痒くなってしまいます。
痒みというのは弱い痛み刺激と学生の時には教わりましたが、近年痒みは痛みとは異なる神経が伝えていることが分ってきました。
かさかさの肌は、この痒みの神経が興奮し易い状態になっています。
何かに触れて熱かったり痛かったりすると、手を引っ込めるという屈曲反射がおきます。 これと同じ様に痒くて掻くという行為は、身を守る反射のひとつです。 犬や猫は上手に後ろ足を使って耳の後ろなどを引っかいていますが、これは蚊や虫などを取り除くことに役立っているはずです。
これらの屈曲反射やひっかき反射は、脳からの指示である程度はコントロールが可能です。 しかし逆を言えば脳からの干渉がないと反射はより強くなるわけです。 眠っているときやくつろいでいるときは「掻いちゃダメ」と解っていてもいつの間にか掻き続けているのです。 特に脛(すね)の部分はアトピーやアレルギーが無い人でも掻きむしってしまう場所です。
脛の痒みは意外と改善が難しい症状です。 その理由は脛の部分にある気滞(気の滞り)の種類が金属、抗生物質、悪玉菌の毒など多数あるからです。 なんだか、血流が悪いだけでなく老廃物が溜まりやすい解剖学的な問題があるのかもしれません。
入浴後に脛の痒みは著しく強くなります。 入浴によって血管が拡張すると溜まっていた毒が遊離し、それがヒスタミンを呼び込んで痒み神経を刺激するのではないかと考えています。 これは単なる乾燥による痒みとは違います。 血管作動性の蕁麻疹と考えても良いのではないでしょうか。
お風呂上りに脛が痒くなったときは、シーブリーズのパウダーが入ったローションをつけます。 なんとなく痒みが鎮まりやすい気がします。
子供が転んで泣くと母親は「イタイのイタイの飛んで行け」と撫でてあげます。
これは単なる気休めではなく、さするという刺激は脊髄で痛みを抑制する効果があります。
脛の痒みの場合はさすると温まってしまうし、掻いてもどんどん毒が遊離して、弱い自分の意思では引っ掻き反射を止めにくい状況です。
血が出るほど掻きむしると今度は痛みの神経が傷つくので血管作動性腸管ペプチドが分泌されて血管拡張が起こりますし、傷の弱い痛みはやっぱり痒みに感じます。
このように、脛の引っ掻き反射は悪循環を起こして益々治りにくくなります。
シーブリーズのローションは肌の保湿をしたり、痒み神経に直接働きかけて痒みを緩和させているのではなく、 転んだ後に撫でる事と同じ様な脊髄レベルでの抑制を働かせているのではないかと推測しています。
お米の力 2013/3/28
先日母から赤飯と涅槃団子(ねはんだんご)が送られてきました。 この二つ、色々すごいのです。
現代においては、お米は絶対食べなければいけないものではありません。 他にも体に良いものがいっぱいあります。 しかし、小豆+米になると話は別です。赤飯、おはぎ、それに善哉でもいいのですが、この組み合わせはチャクラを活性化させます。 チャクラというと生活には関係無さそうな感じがするかもしれませんが、体の健康とも関係があるのです。 ハレの日に赤飯を食べますが、本当に節目節目に食べておきたい料理です。
涅槃団子は、2月15日のお釈迦様の命日にちなんで北陸地方の曹洞宗の寺院で作られるものです。
お団子はお釈迦様の舎利(お骨)に例えられ、身に着けるとお釈迦様が守ってくださるといわれています。
私の田舎でも野山に出かけるときは、蛇などから守ってくれるということで「ねはんだんご持って行かねば」と言っているそうです。
実家は曹洞宗ではないのですが、大安寺というお寺からもらって来ているそうです。
名前からして効きそうな気がします。
涅槃団子のうち、力のあるものは水晶と同じ様に邪気を祓う力があります。 涅槃団子は米粉で作るのですが、色や形は様々です。 人によって団子の包み方も違います。お子さん用にキャラクターの編みぐるみにしている人もいますし、 手芸糸で手毬のようにしている人もいます。 団子の色や形、包みが違っても効果には変わりがありませんのでご心配なく。
2013年4月
記憶力 2013/4/4
1日に3杯程度のコーヒーを飲む習慣は、記憶力の低下とアルツハイマーなどの認知症の発症を防ぐという研究結果があります。
確かにコーヒーのカフェインは認知症の予防に効果があるようですが、老年期ではなく中年期ぐらいから飲み続けないといけないようです。
それにコーヒー党ではない人にとってコーヒー3杯はちょっと難しい。
せめて1日1杯で済むような物はないかと探して見つけたのが①オレオチョコクリームサンド、②ネスレクランチミニ、③カバヤコーヒービーンズチョコレートの3種類のチョコレートです。
この3種類に絞り込んだポイントは、アルツハイマーの予防だけでなく特発性正常圧水頭症による認知症の予防や脳血管性認知症にも効果が期待できるからです。
3種類のチョコレートは全然違うタイプですので効能にも違いがあります。 まず数ヶ月に数枚食べる程度で良いのが①オレオですが力は他に比べて弱めです。 ②ネスレが総合的に一番効果的と思われるのですが、少しずつ毎日食べなければいけません。 ③カバヤは特に脳血管性認知症に対しての働きが強いと思われます。1ヶ月に1袋程度です。
コーヒーのカフェインは脳全体に作用するのですが、カバヤの【コーヒービーンズチョコレート】はコーヒー豆とチョコレートという組み合わせによって働きかける部位に偏りができるようです。 この偏りによって部分的に効果が高まるのではないかと推測しています。 大脳皮質、特にシルヴィウス溝(外側溝)辺りの気の流れが良くなります。
シルヴィウス溝は神秘体験と関係する部位として知られています。 昔、ワイルダー・ペンフィールドという脳神経学者が、側頭葉のシルヴィウス溝を電気的に刺激すると臨死体験と同じ体験をする部位があることを発見しています。 人為的ではなくても側頭葉のてんかんでは神秘体験と同じような症状が起きるといわれています。
臨死体験で今までの人生が走馬灯のように甦るといいますが、シルヴィウス溝の近くに記憶を思い出すこと(想起)に関係する部位があるのだろうと思われます。
1日1杯のコーヒーと一緒に、ときおり好みのチョコレートも召し上がってみてください。
瞼のぴくつき 2013/4/11
目の周りがピクピクすることの原因には大きく分けると①眼輪筋の異常、②末梢神経である顔面神経の異常、③中枢神経の皮質視床路の異常という3つになると思います。
この内①の多くは疲労や寝不足で一時的にピクピクする眼瞼ミオキミアといわれるもので、特に心配されるものではありません。
眼輪筋が自らマッサージをして疲労物質を流そうとする健康維持活動だと思われます。
一方、②は顔面痙攣と③は眼瞼痙攣という病気で、自然に治るということがないものです。
③の眼瞼痙攣は大脳皮質から視床の間の異常が原因と考えられています。
両方の眼に起こり、目の乾きや眩しさも伴います。
この③には原因不明のものと向精神薬で起きる「薬剤性眼瞼痙攣」があります。
②の顔面痙攣は、主に顔面神経が血管に圧迫されて起こります。
こちらはどちらか一方の眼に起こり、ストレス場面で強くなります。
治療法としては抗てんかん薬やボトックス注射、外科手術などがあります。 鍼灸治療でも軽減することはありますが治るということが難しい病気です。 そこで少しでも治療の助けになるようにと薬膳を考えました。
厚揚げを上下2枚に開き、その断面に【日清レンジでジューシーフライドチキンミックスノンフライ】をまんべんなく振り掛けます。
その上に乾燥岩のりを乗せてオーブントースターで焼きます。
厚揚げは厚いタイプを選びます。のりは海苔巻きに使う焼のりではダメです。
薬剤性には効きませんが、原因不明の眼瞼痙攣や顔面痙攣の方はとりあえず3回ほど食べてみてください。
小顔 2013/4/18
20代で美容鍼にこられる方は、ホウレイ線やたるみではなく小顔になりたいという希望の方が多いです。 当院においては、小顔になりたい方の3割くらいは骨格やリンパなどの問題です。 そして残りの7割は要するに皮下脂肪です。 そう言うと「体はそんな太ってはいない」と反論されるかもしれません。 しかし、お菓子を主食のように食べている人、こういう人が顔が太りやすい人です。
とうもろこしはマヤ文明の頃から食べられている植物です。 粉にしてから団子にしたり、延ばして焼いて(トルティーヤなど)食べていたということです。
効能がある食べ物は、その対象となる臓器や部位がある場合があります。 とうもろこしの場合は頭部が対象となります。そして頭部の皮下の氣を増やす効果があります。 頭部の皮下の氣は、部位によってそれぞれかなり個性的な力を持っています。 マヤ文明やインカ帝国はそういう力を発揮させることができたため、高度な文明を築けたのかもしれません。
では今、とうもろこしを主食としている人もそのような力があるかというと、そうとは言えません。 実はとうもろこしは焦がすとダメなんです。焦げた部分は逆に頭部の皮下の氣を傷つけます。 焼きとうもろこしやトルティーヤの焦げた部分、トルティーヤチップなどは良くありません。
とうもろこしから作られた澱粉がコーンスターチです。 このコーンスターチもブラマンジェや料理のとろみ付けに使われる分には良い食材なのですが、 焼菓子になってしまうと体に悪いものになってしまいます。 実に多くのお菓子にコーンスターチが使われています。 こういうお菓子ばかり食べていると、顔が太ってしまうのです。
小顔にしたい方は、リンパマッサージや整体の前に、まずお菓子を食べるのを止めて、 その次に焼菓子のコーンスターチの毒を中和してくれる薬膳を食べることです。 鶏肉130gを食べやすい大きさに切ってオーブントースターで焼きます。 それを鍋に入れ、ひたひたの牛乳とバター1切れを入れて弱火で2分程煮るとできあがりです。
良いコ 悪いコ 普通のコ 2013/4/25
キノコには毒キノコのように体に悪いキノコと、食べてもかまわないキノコ、病気の予防や健康回復に役立つ良いキノコがあります。 これらについての知識は、神農の時代から多くの命と引き換えに得られたものだと思います。 そんな先人の努力は簡単に台無しにされることがあります。
スーパーマーケットで売られているキノコのほとんどは人工栽培のものです。 栽培には原木に菌を植え付ける植菌栽培と、おがくずなどが入ったポットに菌を付ける菌床栽培があります。 この植菌栽培の方は天然物に比べて味や効能は落ちるものの問題がありません。 一方、菌床栽培の方は種類によって健康の妨げになるものがあります。
たとえばエリンギは元もと地中海地方で天然に生えていたキノコです。 日本で菌床栽培し大量生産するため、人工的に突然変異を起こさせて品種改良しました。 いえ、品種改悪しました。 患者さんを診ていると、この日本のエリンギに関係した気滞(氣の滞り)がけっこう見つかります。 天然のエリンギは病気の予防に効果があるとして昔から食べられていたそうですが、 日本のエリンギは名前は同じでも別のものと考えた方が良さそうです。
菌床栽培でも、えのき、なめこ、しめじなどは健康に役立つのですが、ヒラタケやマイタケはおすすめできません。
もし、松茸が菌床栽培可能となり低価格で食卓に上る日がきたなら「良いコ 悪いコ 普通のコ」のうち、どれになっているのでしょうか。
2013年5月
真菌症 2013/5/2
人間のからだの中にあるのが氣で、外にあるのがオーラというイメージがありますが、 体の外にもオーラとは別に氣が存在します。それが運気です。
善い行いをしたら運が良くなるというものではありません。 人に親切にしたら人から親切にしてもらえるという幸せは得られますが、これは因果であって運とは別物です。 運に関係するこの氣もまた体の中で作られています。 なので、運を改善するには体が健康であるということも風水と同じくらい重要です。
どんな健康障害も運気に影響を与えるのですが、最も運気を傷つけたり弱らせたりするのは真菌感染症です。 真菌は多くの人の腸内に悪玉菌のひとつとして存在します。 しかし、これらは運気にはそれほど影響はしません。問題になるのは頭部の感染です。 頭皮に付いて脂漏性湿疹をおこしたり、肌について吹き出物を作ったり、のどについて咳喘息をおこしたりします。
脂漏性湿疹の人はローズヒップティ+カモミールティを1日1杯1ヶ月、 顔面の皮膚真菌症の方はミートソース+山椒を5回程度、 真菌による咳喘息の方はコンソメ+胡椒+豚肉3回程度、試してみてください。
豚肉の薬膳では1回の豚肉の量は100gぐらいです。これをコンソメスープで煮て肉に火が通ったら、胡椒をすりつぶして小さじ2杯分ぐらい大量に入れます。
弱火で3分程煮て出来上がりです。食べるときは肉だけで結構です。
この薬膳は突発性の頻脈がある人にも良いと思います。
シリコンアレルギー 2013/5/9
ノンシリコンシャンプーのCMがよく流れていますが、シャンプー剤に含まれるシリコン(ジメチコン、シコロメチコン、アモジメチコン)は毒なのでしょうか。 私はノンシリコンのシャンプーは買いません。それは髪には良くても頭皮には良くないからです。 シャンプー剤には体に悪い成分が他にもあって、それが体に浸透しないようにシリコンは保護する役割もしているようです。 ただし、シリコンアレルギーの方にとっては、シリコン入りのものは痒みなどがでるので、やはり体に悪いと言うことになってしまいます。
シリコンはシャンプー剤だけでなくハンドクリームなどにも入っていることがあるので、シリコンアレルギーはできれば治しておきたい症状です。 こういう方におすすめの薬膳は、バターしょうゆ味のホタテのソテーです。 ホタテは焦がさない方が良いので、始めはサラダ油で焼いてからバターとしょう油で味をつけるという感じにした方が良いです。
不妊治療にこられている患者さんにも、時々おすすめする薬膳です。 後頭部の氣の流れを良くする働きがあるので、その結果、家族運が上がると思われるからです。 もちろんホタテのアレルギーが無い方のみです。
魔法の杖 2013/5/16
かぼちゃが馬車に変わるということを信じているわけではありませんが、 鍼灸治療で使う鍉鍼(刺さない鍼)は魔法の杖(ワンド)に似ているなと思うときがあります。 特に西洋医学では難しい病気や症状が速やかに改善したときは『やっぱり魔法の杖かも』と思います。
職人にとって道具は非常に重要です。
いつも同じ出来上がりにするために、何十年と同じものを使うものもあれば、
より優れた道具を求め、見つからない場合は自分で作ったり修正を加えたりする場合もあります。
それはいずれも良い仕事をしたいという気持ちがあるからだと思います。
鍉鍼を使っている鍼灸師も、もっと効果が上がる鍉鍼はないかと常々考えているものなのです。
最もよく使われている鍉鍼は金属の鍉鍼です。私も学生の頃と卒業してしばらくは金属のものを使っていました。 その後様々な物を使用する時期があり、現在は竹とフリクションペンが中心です。
フリクションのインクを消すラバー部分が重要ということは感じていたのですが、なんでボールペンなんだと、自分で選んでおきながら不思議でした。 ヒーラーが使う「ヒーリング ワンド」と呼ばれる鍉鍼のような道具は水晶などが使われていて、さも効き目がありそうなんですが実際は役に立ちません。 しかし、ある日読んだ本に、中世の錬金術師や魔女は長い金属の筒に水晶の冠をして魔法の杖(ワンド)を作ったという話が載っていました。 水晶がエネルギーの変換をして、金属の筒がエネルギー増幅の役割を果たしたのではないかということでした。 フリクションペンの胴体の筒とインクを消すラバーが、同じ仕組みを作り出しているのかも知れないと考えると、益々フリクションペンの鍉鍼は魔法の杖にそっくりと思ってしまいました。
魔法の杖を普通の人が持ってもただの棒にしか過ぎないように、フリクションペンを普通の鍼灸師が持ってもただのボールペンです。修行が必要なんです。
バナナダイエット 2013/5/23
よく「○○ダイエット」というものがブームになります。 バナナ、納豆、トマトなどはスーパーから商品が売切れる現象が起こりましたが、 ブームに参加して買っているのはいつも同じ人かもしれません。
バナナ、大豆、トマトは本来健康に役立つ食品で、その人の体質に合えば長寿に導いてくれるものです。 自分に合う長寿食材は主食代わりに毎日食べても良いものです。 したがって、たとえ痩せられなくても毎日食べることは基本的に悪いことではありません。
問題はその質です。大豆は豆腐になると体に良いものは少なくなります。納豆になると納豆菌に弱い体質の人がいます。
トマトは体に良い品種は限られています。バナナの場合は農薬が問題です。
以前、バナナダイエットをやっている患者さんを診たことがありました。
この方はバナナと相性が良かったにもかかわらず体調が悪くなりました。その原因はやっぱり農薬でした。
農薬に弱い体質だったのです。バナナは無農薬で完熟したものを選ぶと良いと思います。
単にバナナを食べて痩せるということはないと思いますが、 電子レンジで加熱したバナナは心包のカロリーの燃焼力を高めるのでダイエットの一助となると思います。 中年では心包の働きが衰えているので、バナナダイエットの前に心包を働かせる「くるみしめじ御飯」を先に食べておく必要があります。
瑪瑙(めのう) 2013/5/30
石英(せきえい、クォーツ)の仲間はパワーストーンとして本当に良く使われるものです。結晶の仕方や不純物によって色や名前が違いますが、パワーストーンとしての効果にも違いがあります。
石英は、二酸化ケイ素 (SiO2) が結晶してできた鉱物で、中でも特に無色透明なものを水晶と呼んでいます。 不純物が入った色つき水晶には、紫水晶(アメシスト)紅水晶(ローズクォーツ)煙水晶(スモーキークォーツ)など数種がありますが、いずれも邪気を祓う力があります。
石英の非常に細かい結晶が緻密に固まっているものを玉髄といい、こちらも不純物によって 紅玉髄(カーネリアン)緑玉髄(クリソプレーズ)瑪瑙(めのう、アゲート)碧玉(へきぎょく、ジャスパー)血石(けつせき、ブラッドストーン)などに分かれます。
ブラックピーコックアゲートは黒や赤褐色をしている瑪瑙のことで「夢幻瑪瑙」とも呼ばれています。
この石は肝臓の健康維持に役立ってくれます。
肝臓と関係のある感情は「憎しみ」や「怒り」です。
チベットの僧侶がこの夢幻瑪瑙を数珠として使っていたということですが、肝臓を健康に保ち心の安寧を図っていたのかもしれません。
2013年6月
タッチパネル 2013/6/6
コンビニのレジで振込みなどをしたときにOKボタンを押すように言われます。 何度押しても反応しません。 爪の先やノックするように関節の先で触れると良いということで、やってみたら本当に簡単に反応しました。 銀行のタッチパネルでは普通に触って操作できていたので、タッチパネルといっても種類があるようです。
調べてみるとタッチパネルはまず「感圧式」と「静電容量方式」に分かれます。
感圧式は指や棒で押さえると表と裏の2枚の膜が接触して信号が生じるとてもシンプルな構造です。
コンビ二のタッチパネルは爪でも反応するので感圧式のようです。
一方「静電容量方式」はパネルの静電容量(電荷)の変化を捉えるものです。
この静電容量方式はさらに「表面型」と「投影型」に分かれるそうです。
「表面型」は電極が四隅だけにある静電容量方式でも単純な方で、私が行っている銀行のATMもこれではないかと思います。 「投影型」はスマートホンなどに使われている、指二本で拡大したりとマルチタッチができるものです。 この投影型では格子状に電線が並べられていて電極の数がものすごく多いらしいのです。
スマートホンが登場してから変化したことがあります。それは携帯ゲームのやりすぎの肌荒れです。
それ以前の携帯でゲームを沢山している人もいましたが、目の疲れ以外特に気になることはなかったのです。
「投影型静電容量方式」のパネルがどうも良くない電磁波にしているのではないかと心配しています。
マルチタッチができるスマホやパソコンではゲームは程々にすることと、眼鏡をしていない人はPC用めがねも効果的かもしれません。
食ハラ 2013/6/13
戦後アメリカは「米を食べると頭が悪くなる」と言ってパン食を勧め、小麦粉を輸入させました。 ひどい話ですが、あながち間違っているとは言えない部分もあるのです。 体質によって米が合わない人がご飯を食べると脳の働きに問題が出ます。 パンが合わない人もパンを食べると脳の働きに問題が出ます。 どちらも大丈夫な人もいれば、どちらもダメな人もいます。 日本人の場合は古くから米を食べてきたので、自然淘汰の結果、米が合わない人がアメリカ人より少ないというだけです。
パンが体に合わないと言うのは小麦アレルギーと言うことではありません。
イースト菌の毒に弱い人です。実際、私はパンが合わないので小中学の給食では、パンを食べるのが苦痛で半分は残していたと思います。
小中学の脳が発達する時期に、パンさえ食べなければもっと賢くなったのにと悔やまれます。
「食育」として好き嫌い無く食べる、残さず食べるというのは、本当は「食ハラスメント」なのです。
そういう理由でパンを食べることを長くしなかったのですが、気が付くとスーパーで売られている山崎パンや敷島パンが安全なパンに変わっていたのです。 むしろ、町のパン屋さんや家庭の手作りパンの方が体に悪いのです。 なぜ大手のパンは安全になったのかははっきりしないままなのですが、袋に充填されている窒素ガスが何か良い働きをしているのではないかと考えています。
和風ゼリー 2013/6/20
大会社であっても小さな職場であっても、組織の持つ力というのは、その中の人間関係に影響を受けることは間違いありません。
個々の能力が特別高くなくても、個々の力の総合以上の力を発揮する場合があります。
それが和の力と云うことかもしれません。
逆にそういう力が働かなかった場合、個々の能力が高くても総合力以下の結果を招くことになります。
どんな集団にも不満や愚痴はあるものですが、 専門性のあるプロ意識の高い集団では、個々の考えややり方を譲れない曲げれないという思いも強くなると思います。 意見が通らなかったり、思うように行動してもらえなかったとき、つい感情で言わなくてもいいことを言ってしまうことがあります。 でも、全くそんなことを言わない人もいます。これってやっぱり脳の働きが違うんだろうなと思います。
衝突したときに余計な一言を言わないというのが最低限の和の力だと思うのですが、 余計な一言を我慢できる脳にするために、「黒蜜ゼリー」をどうぞ。
しろくま 2013/6/27
夏ばては冷たいものの取り過ぎと言われますが、冷たいものが悪いのではなく、その取り方が問題なんです。
夏の初めの頃に起きやすい食欲不振の原因は、主に2つだと思います。 1つは食事中や食後に冷たいものを飲んだりすることです。 外食では氷入りの水が出てきますが、あれが良くないんです。 食べ物が入ったまま胃の動きが弱まります。 冷たい飲み物は空腹のときです。
2つめは塩分の不足です。夏は汗を沢山かくので、失った塩分をしっかり補給しないといけません。
それが十分でないと胃はむくみやすくなって胃もたれを起こします。
この、夏の胃のむくみを改善するのが、練乳の掛かったかき氷です。もちろんカップやバーでもかまいません。
食後ではなく3時のおやつにどうぞ。